お彼岸の準備 

お彼岸を迎えるにあたって下記の準備をします。

●お仏壇、仏具の掃除
●お墓の掃除
●供花やお供え (果物・菓子などの他、精進料理をお供えする)

牡丹餅とおはぎ 実は同じものってご存知でしたか?

 ・春は牡丹の花にちなんで牡丹餅と言います。
 ・秋は萩の花にちなんでおはぎと言います。

初めて彼岸を迎える時

故人にとって初めて迎えるお彼岸の供養は特に手厚く行います。
お彼岸入りの前までに仏壇、仏具を綺麗にし、お花や供物を供えます。
彼岸の中日には彼岸だんごをそなえ線香をたきます。
できれば僧侶を招き読経してもらいたいものですが、招かない場合でもお墓参りは行いたいものです。
また、家族やごく親しい人で供養しますのでその他の方は招待する必要はありません。

ただし、遺族などから声がかかることがなくても、
故人と特に親しい場合はお墓参りをしたいものです。
特に遺族に断らなくてはいけないことはありませんので季節の花や好物などを供えて冥福を祈ります。

お墓参り

彼岸中であればいつ行ってもかまいません。
用意するものは生花、線香、ロウソク、御供物、数珠、ゴミ袋、ほうき、ちりとり、などです。

お墓参りの手順

●墓の掃除(周囲の雑草、お墓の汚れを清める)
●生花・御供物を供える
●線香に火をつけ供える
●手桶の水を墓石にかける
●その後合掌し一礼

という手順で行います。ふだんは忙しくていけないお墓参りですが家族そろってお参りしましょう。

僧侶を招く場合

自宅に僧侶を招く場合は、読経の謝礼(僧侶)としてお布施とお車代を包みます。
のし袋は白無地のものを用い、表書きは「御布施」「御車代」とします。
お布施の金額の目安はそれぞれなので菩提寺に相談するのがいいと思います

お彼岸っていつ?

彼岸は彼岸会(ひがんえ)ともいいそれぞれ、春分の日(3月21日頃。その年により変動)秋分の日(9月23日頃。その年により変動)を中日として、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。 春の彼岸を「彼岸」「春彼岸」と呼ぶのに対し、秋の彼岸を「のちの彼岸」「秋彼岸」と呼び分けることもあります。 彼岸には盆の時のように決まった行事や飾り付けはありませんが、一般的には家族でお墓参りに出かけることが多いようです。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように彼岸前後から過ごしやすい季節になります。

なぜお彼岸にお墓参りをするの?

春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。

なぜお彼岸は日本だけなの?

仏教行事でありながらお彼岸にお墓参りをする習慣は日本独自のもの。諸外国にはこのような習慣はありません。
なぜ日本だけお墓参りをするようになったのでしょう。

お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
日本では、正月など神道にまつわる行事を行う一方、仏教を説いた釈迦の教えも受け入れてきました。
お彼岸は「日願」でもあるため、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったという説もあります。

また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、
自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。

彼岸の中日である「春分の日」「秋分の日」は国民の祝日です。

祝日法による趣旨は……
・春分の日=『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』
・秋分の日=『祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日』

なぜ「暑さ寒さも彼岸まで」というの?

春分と秋分は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の折り返し地点となります。

そして、春分と秋分に昼と夜の長さがほぼ同じになり、
春分以降は昼が長く、秋分以降は秋の夜長に向かいます。

●春分は春(立春~立夏の前日)の折り返し地点
⇒春分以降、昼が長くなってゆく⇒寒さが和らぎ暖かくなる

●秋分は秋(立秋~立冬の前日)の折り返し地点
⇒秋分以降、昼が短くなってゆく⇒暑さが和らぎ涼しくなる

ただし、昼と夜の長さが同じだからといって、春分と秋分の気候が同じになるわけではありません。
暑さの名残で秋分のほうが10度以上も気温が高いのですが、
厳しい残暑や寒さも目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。

また、お彼岸は迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときでもあります。
自然に寄り添う暮らしの中で、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になるよ……
「暑さ寒さも彼岸まで」には、励ましの意もあったのです。

我が家は神道、お彼岸はどう過ごす?

お彼岸という言葉は仏教用語ですが、
日本各地のお彼岸の行事を見てみると、仏教とは関係がなさそうなお祭りやお祈りが数多く存在しています。

そもそも、四季がはっきりしている日本は「暑さ寒さも彼岸まで」というように、
お彼岸は季節の変化を感じる時期でもあります。
大昔の人には、春にはその年の豊作を願い、秋には収穫を感謝するという自然信仰がありました。
自然の神々に対する信仰と仏教の教えとが結びつき、
千年以上にわたって日本人の生活の中にお彼岸が定着しているのです。

ですから神道の場合も、お彼岸の過ごし方は仏教と同じ。
祖霊舎(仏教でいう仏壇)をキレイにお掃除して、お墓参りをします。
氏神様にお願いすれば、祝詞をあげていただくこともできます。
神社でもお彼岸の中日(ちゅうにち)には神事が行われていることが多いです。

お香典

現代では現金を包むことを指す「お香典」ですが、本来はお香(お線香)を届けたことに由来します。 お仏壇やお墓にお参り出来ない時や、他家に伺う時はお供えの他にお線香を届けましょう。